毛穴に角質が溜まれば角栓になる
毛穴が詰まってしまうと角栓になります。
では、角栓を引き起こす原因は何だと思いますか。
多くの方は毛穴に皮脂が詰まれば角栓になると思っているようですが、それは違います。
実は毛穴に古い角質(タンパク質)が溜まることによって、角栓になってしまうのです。
ということでこの項では、角栓を引き起こす角質について考えてみたいと思います。
角質を取り除くには
角栓を発症させないようにするには、角質を取り除くことが重要なポイントになります。
まず不要な角質ができる要因として、肌の乾燥や角質層にダメージが加わることが挙げられます。
そしてこれらを予防することによって、角質(角栓)を防ぐことができるのです。
・クレンジングや洗顔をする時、力を入れて肌を擦らないようにする。
・スクラブ洗顔剤や洗顔ブラシなどは使用しない。
※スクラブ洗顔剤=ザラザラした細かい粒子を含んだ洗顔料。
・クレンジングや洗顔に要する時間は短時間(45秒程度)。
・熱すぎるお湯で洗顔しない。
・紫外線対策をしたり、肌の保湿ケアをきちんと行う。
・肌のターンオーバー(新陳代謝)を乱す生活習慣を改める(睡眠不足やバランスの悪い食事など)。
上記に明記したように角質を防ぐことができれば、角栓の予防に繋がるのです。
ちなみにそれでも角栓ができてしまった場合、角栓を取り除く方法として「毛穴体操」を説明したいと思います。
週2~3回行う毛穴体操は毛穴を柔らかくして、角栓が取りやすくする環境を作ります。
1.まず両手の中指と薬指を小鼻にあて、鼻を挟むようにします。
2.そして、鼻を左右にやさしく動かす→鼻を上下に動かす→鼻を回すように動かします。
3.最後に小鼻を摘まみ、角栓を軽く押し出すようにします。
絶対に力を入れて擦らない
角質(角栓)を取り除く治療は美容皮膚科でもできますが、この項では日々の生活でできる方法を紹介しました。
ちなみに角栓を無理やり取り除こうとしてしまうと、イチゴの粒のように鼻にブツブツができてしまいます。
だから、絶対に力を入れて擦ってはいけないことを覚えておいてください。